市村アイデア賞

朝日新聞社賞

広げて鍋敷き畳んで箸立て

受賞者 杉本 舞夢
学校・クラブ 愛知県 刈谷市立刈谷東中学校2年

図

【このアイデアを思いついたヒント】

我が家では四季を問わず鍋料理が多く「鍋敷き」は常用です。
ところが、使用しない時は、場所をとるので困っています。
そこで、スマートに解決出来るようにとコンパクト性を重視した鍋敷きを考えました。

【上の図の説明】

(1) ガスコンロの五徳が六角形だったのでこれを基本として、鍋敷きを六角形としました。
(2) 鍋の放熱を考慮して中をくり抜いた六角形の集合体としました。また、鍋が直接あたらないよう鋲を取付け鍋を鋲で支えます。
(3) この六角形を折り畳むと筒状態になり、鍋専用の箸立てとなります。鍋敷きの広さから7分の1にもなり、省スペースです。
(4) 外観は楽しくワクワクするカラフル着色としました。

【審査委員評】

何気なく食卓の上に置かれた鍋敷き、家族団らんで鍋を囲むときには便利ですが、使っていないときには結構場所をとるため立て掛けて隅に置きます。そのため見栄えは良くないですね。使うときには広がり、使っていないときには積み重ることでコンパクトに畳め、色彩的にも見栄えがよく、しかも箸立てにも使えるこの鍋敷きは、大変実用的で、「シンプル イズ ベスト」です。身近な多角形をヒントに創出したとのことですので、これからもすばらしい視点でアイデアを生み出し、具現化してください。