市村アイデア賞

朝日中高生新聞賞

隣の部屋からリモコン木

受賞者 跡部 愛莉
学校・クラブ 愛知県 愛知教育大学附属岡崎中学校3年

図

【このアイデアを思いついたヒント】

私の寝ている部屋は隣とつながっていて、エアコンは隣の部屋にあります。そのため、夜中に暑くなったとき、わざわざスイッチを入れにいかなければいけません。なんとかして寝たまま隣の部屋のエアコンをつけたいと思い、これを考えました。

【上の図の説明】

部屋と部屋の境目に置き、この置き物に向かってリモコンのスイッチを押します。

いろいろと実験してみたところ、平面の板の場合、とても大きくしないと多くの向きからスイッチを押したときに反応しませんでした。そのため、コンパクトにすませるために、ねじった板を多くつけ、いろいろな向きからスイッチを押してもエアコンが反応するようにしました。

エアコンをつけないときも、かざりとして置いておけるように、見た目も工夫しました。しかし、木をイメージして色をつけたところ。反応が鈍くなってしまいました。

【審査委員評】

エアコンが隣の部屋にあるときなど、途中に障害物があるとリモコンのスイッチを押しても効かず不便を感じることが多いですね。色々な方向から来るリモコンの信号を小型でしかも効率よく反射させるという課題をねじった金属板を多数吊り下げるというアイデアで解決しました。また、色々な種類の金属を使ってアルミが一番適していることや色をつける影響を実験で確かめています。さらに、葉っぱをイメージしたインテリアとしても楽しめるアクセサリに仕上げた点が素晴らしいと思います。このリモコンを使って暑い時でも熟睡できるといいですね。