市村アイデア賞

市村アイデア記念賞4

のぼれーる(上rail)

受賞者 磯部 礼奈
学校・クラブ 和歌山県 和歌山県立向陽中学校2年

図
 

【このアイデアを思いついたヒント】

祖母が乳母車を押しているのを見たとき、ちょっとした小さな段差でものりこえるのが、大変に思いました。もっとスムーズに、楽に段差をのりこえられるとみんなが快適に日常生活が送れるように思ったのでこの作品を考えて作りました。

【上の図の説明】

図1が円ではなく切り込みの入った形となっているのはクッション性があるものを作るためです。
図2が段差にぶつかるとちょっとしたスロープのようなものになるので車いすや乳母車の人でも気にせずにのぼることができます。「のぼれーる」の取りつけ金具は伸縮するためあらゆるタイヤに対応できます。「のぼれーる」をタイヤの前後につけることで段差にぶつかるたびにタイヤにそって前後が入れ替わります。

【審査委員評】

お年寄りの方にとって乳母車は、物を入れ、手押しでゆっくり歩けることから大変便利なものですが、少しでも段差があると前に進めなくなります。これを、スポンジのようなクッション性素材を用い、切り込みの入った形状にして、段差にタイヤが当たる前に段差部を確実に傾斜化して、お年寄りでも段差を気にすることなく乳母車を前に進められるようにし、更にはタイヤの前後に取り付けることによって多段の段差にも対応できるようにした工夫はすばらしいです。お祖母さんへのすてきなプレゼントになりますね。