市村アイデア賞

市村アイデア記念賞4

スコールでも安心!ぬれま洗たくハンガー

受賞者 加藤 咲良
学校・クラブ 海外 ジャカルタ日本人学校 中学2年

図
 

【このアイデアを思いついたヒント】

インドネシアには雨季があり、突然大雨が降ります。洗たく物を外に干して外出し、雨が降ると大変です。洗たく物がびしょぬれです。
そんな時に外に干したままでも安心して外出できるものがあるといいなと思ってこのハンガーを作りました。

【上の図の説明】

作り方
(1) ゴミ袋でハンガーがかぶるカバーを作り、端に重りと洗たくバサミを付けます。
(2) 三角屋根の部分に、雨が集まるようにストローを取り付けます。
(3) ストローの端に洗たくバサミを取り付けてハンバーにかぶせます。
工夫した点
(1) トイレットペーパーを使って、雨が降ればカバーが下りるようにしました。
(2) ストローや、洗たくバサミを使ってセットしやすく、切れやすいようにしました。
(3) カバーは取り外し可能です。カバーを外せば乾季でも使えます。

使い方
カバーをかぶせたハンガーの洗たくバサミにトイレットペーパーをはさみ、セットします。あとは、そのまま外に干せばOK。

苦労した点
必要な材料や道具がなかなか見つけられなくて、いろいろ工夫して作りました。

【審査委員評】

突然の雨で洗濯物がぬれてしまうことは、インドネシアのみならず、日本でも大問題です。本当にがっかりします。濡れないためには洗濯物を覆えばよいのですが、日が出ている間は太陽にさらして乾燥させたいものです。そんな欲張りな願いをかなえる洗濯ハンガーの登場ですね。雨を直接利用して雨カバーの固定を外す、その発想がすばらしい。水分を吸うと分解し脆くなるトイレットペーパーを雨カバーの保持材に使用するというのはとても良いアイデアだと思います。材料の選定でトイレットペーパーに行き着くまでの経緯がとても気になりました。