市村アイデア賞

市村アイデア記念賞4

アルキメデスのため息2

受賞者 鈴木 隆太
学校・クラブ 滋賀県  大津市立青山小学校 6年

図
 

【このアイデアを思いついたヒント】

ぼくは、カヌーをしています。肺活量をもっときたえろと言われますが、測ったことがありませんでした。そこで昨年お風呂で簡単に測れるそう置をつくりました。これは、お風呂の水位の変化を傾けたスケールで読みとるものでした。お風呂で起こる小さな波のえいきょうでスケールが読みにくいという問題がありました。今年は、これを改ぜんして、波のえいきょうを受けにくく、スケールも読みやすくしてみました。

【上の図の説明】

お風呂に首までつかり大きくこきゅうをすると、水位が変わります。
息をすいこんで体の体積が増えた分水位が上がります。これは肺活量と同じだと考えました。昨年は、お風呂の水位の変化を直接、スケールで測っていましたが、浮きと「てこ」を使った拡大機構を使って針で示す様にしました。
浮きにはピンポン玉を使いました。測定器の部分を容器に収め、水の出入口を小さくすることで、波のえいきょうを受けにくくしました。

【審査委員評】

昨年、発想とネーミングのすばらしさに感動しましたが、今年は完成度が高まり、磨きがかかった作品になったと思います。昨年の「実際にはかる時には、水面の波立ちなどの苦労もあるのではないかと思います」というコメントに見事対応したすばらしいアイデアです。測定するための拡大機構を容器の中に入れ、さらにお湯の出入りは底の穴からすることにより、見事に水面の波立ちの影響を無くしました。さらに、フロートと針を使った拡大機構も良く考えられたものです。ここまで完成度を高めたら、肺活量測定機との測定結果がどのくらい対応しているのかに興味があります。この確認により、さらに完成度を高めるための新たな発想が出てくるのではないでしょうか。