市村アイデア賞

朝日小学生新聞賞

eye(アイ)風鈴

受賞者 原 聖奈
学校・クラブ 愛知県 刈谷市立富士松北小学校 6年

図

【このアイデアを思いついたヒント】

耳が不自由なおじいちゃんでも楽しめる風鈴を作りたくて考えました。風でゆれるとスイッチが入り、光る風鈴にすれば、耳の悪い人でも、楽しむことが出来ると思いました。また、弱風と強風で光が変えられると、強風時に、役立つと思いました。

【上の図の説明】

銅板と、アルミ棒、銅棒と豆電球が回路をつないでいます。風が吹いてゆれる力を利用して、回路のスイッチが入り、電球がつきます。
弱風で、黄色、強風で、赤色の電球がつきます。風の力を上手く利用する形、電気を流す素材、回路など、何回も改良を重ねました。
☆電流を効率よく流すには、銅が良いです。しかし銅は、比重が重いため、弱い風ではゆれにくいです。
☆風の力を利用し、スイッチ回路を作るために試作を重ねた結果、らせん状の風鈴になりました。風の強さで、回路を変える構造を作るのが、とても難しかったです。

【審査委員評】

耳が不自由なおじいちゃんに、光で楽しめる風鈴というアイデアは、おじいちゃんへのやさしい気持ちから出てきたものと思います。発明の素晴らしいところは、銅板と風で揺れる棒が接触して電流が流れることで、光が点滅することです。さらに、棒の密度の違いで風の強さまで分かること、らせん状の銅板を使うことで、どの方向からの風にも対応できていることは本当に優れたアイデアです。アイデアを実現するために試作を重ねましたが、簡単なことではなかったと思います。良いアイデアでも実現できなければ、役に立つものではありません。今回の経験を生かして、さらに素晴らしい発明を期待しています。