【このアイデアを思いついたヒント】 |
発明クラブで正十二面体のことを知りました。大きさがちがう正十二面体で金魚を、1こ〜3こたこ糸でつりさげて金魚ばちに、入れて回すと、楽しい作品ができると思いました。
金魚ばちの形を作ることがむずかしいと思ったので、わくだけ作って回転ブランコのように、回すことを考えました。
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【上の図の説明】 |
(1) |
金魚ばちのだん面のわくをはった円板を回すと、わくだけなのに回転ブランコのように回るので、金魚ばちのように見えて、回すことが楽しくなります。 |
(2) |
金魚をつり下げたたこ糸の上のはしを、指でねじると、金魚が回ります。
たこ糸がねじれても、大きい金魚は、重いので、おくれて回ります。
小さい金魚は、たこ糸がねじれると、すぐに回ります。
3こつないだ金魚の回り方は、同じ向きではなく、とてもふくざつです。
これを調べると、かんせいの法則が分かります。 |
(3) |
回転ブランコのように回る金魚ばちは、たこ糸がはしらにまきつくので、回りながら上がったり下がったりします。 |
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【審査委員評】 |
金魚ばちは作るのがむずかしいので、枠だけを作って4本のたこ糸で吊るして回すと残像で立体的な金魚ばちに見えるようにした点に感心しました。正十二面体を金魚に見立てたこと、大きさの違う3匹の金魚を吊るしたたこ糸を指でねじると大きい金魚は重いので遅れて回り小さい金魚はすぐに回るという複雑な動きは本当の金魚の動きに見えること、金魚ばちを回すとたこ糸が柱に巻きつくようにしてあるので金魚ばちは回りながら上下することなど、多くの工夫が見られます。残像効果は花びんや傘などにも応用できる発展性のあるアイデアです。
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