市村アイデア賞

朝日中学生ウイークリー賞

万能ロープ

受賞者 彦坂 大幹
学校・クラブ 愛知県 豊田少年少女発明クラブ 中学1年

図

【このアイデアを思いついたヒント】

震災で被災された方々が狭い避難所で生活していることを知り、どこにでもある身近な物で生活に役立つ物を作りたいと思いました。狭い避難所では、できるだけ小型で、多機能な物が良いと思い、考えて作りました。

【上の図の説明】

このロープには、4つの機能があります。
(1) ハンガー まず、アンテナを伸ばして、図のように、ひもに引っかける。
するとハンガーになる、フックをかける所がない時は、マグネットで、引っつける。
(2) 物干しロープ 後ろの輪をペットボトルのふた、などに引っかけ、もう片方の、フックも、イスの足などに引っかける、(マグネットでも可)。そして洗濯物を干す。
(3)リュック まず、Tシャツを用意する。次にすそを2回しばって、片方のそでにフック、もう片方のそでに、輪を通して、服の中で、輪とフックを引っかけて、固定する。そして、背負う。(最大6kgまで、)
(4)洗濯物たたみロープ 説明は省略

【審査委員評】

今回の東日本大震災で苦労されている方々の生活を想像して、自分なりに何か出来ることはないかと工夫してくれました。不要になったアンテナの部品と一本のロープを組み合わせることにより、アンテナの伸び縮みを利用したハンガーになったり、Tシャツを使ったリュックになったりする万能ロープができあがりました。使ってもらう方々の本当の困りごとを知ることが役に立つアイデアを考える基本です。これからも、そんな気持ちを忘れずにたくさんのアイデアを考え出していってください。