朝日新聞社賞
トイレ革命〜男性女性に心地よいトイレ〜
受賞者 | 坂井 星軌 |
学校・クラブ | 宮崎県 都城市立西中学校3年 |

【このアイデアを思いついたヒント】 |
男性が立ってトイレをしないことは健康によくないとTVで聞きました。しかし、日本の住宅事情では2つの便器を取り付けられるところは減っていると思います。 このことで、おしっこを飛び散らせないように座ってトイレをする男性が増えているそうです。しかし特に高齢の男性には、このことを苦痛に感じている人が多いと聞きました。僕もそうです。 また、僕のおじいちゃんは便秘気味で長い間トイレにこもっています。長時間座っていると腰が痛くなるそうです。 高齢の方や、男の人、女の人みんながひとつの便器で幸せになれないかと思って、この便器を考えてみました。 |
【上の図の説明】 |
発明のポイント ポイント1 便器を回転させて男性用、女性用に切り替えられるようにした→便座を縦長に変形させ、斜めに回転させて立つようにする。 ポイント2 男性用のとき、便座の座るところは通常と反対側にちょうつがいをつけて、跳ね上げができるようにした。→座るところが汚れないので清潔です。 ポイント3 便座の後方(腰の位置)を盛り上げて背もたれになるようにしました。→足腰の弱い人や、高齢者などが腰掛けたとき、ちゃんと座ることができ力が入りやすいし、長時間かかる人が楽に座れるようになる。 |
【審査委員評】 |
家庭では、男性がおしっこをするとき、飛び散らないように座ってすることを求められますが、健康面からは立ってするのが良いと言われています。しかし、日本の小さな家では2つのタイプのトイレ容器を設置することはスペース的に難しく、ほとんど実現していません。1つのトイレ容器で男性がおしっこを飛び散らないで立ってできるようにしたこのアイデアは、デザイン面ですばらしいだけでなく、人の動きからトイレとしての機能・構成を導き出す思考のプロセスも大変気に入りました。実現されることが待ち遠しいです。 |