市村アイデア賞

市村アイデア記念賞2

しみない!転がらない!野菜切りのお助けボトル

受賞者 小川 明音
学校・クラブ 愛知県 刈谷市立平成小学校 6年

図

【このアイデアを思いついたヒント】

私が玉ねぎを切っていると必ず目にしみてしまいます。それを防ぐ方法でゴーグルをつけて切っていましたが他にないかとこの作品を考えました。また、この玉ねぎカバーを改良して、キュウリ用も考えました。きゅうりを切っているときゅうりがコロコロといろいろなところに転がっていってしまい、床に落ちることもあります。これを防ぐためにゆっくりていねいに切っていましたが、それでも転がってしまうことがあります。母はいつも仕事から帰ってくると急いでごはんを作りますが、きゅうりを切るたびコロコロ転がりイライラしています。
母のためにも自分のためにもなるといいと思いました。

【上の図の説明】

(1) 磁石のはってある所の中側に包丁を取りつける。
(2) 下側についている板を上下させて野菜を切る太さを調節する。
(3) 玉ねぎやきゅうりを切るとペットボトルの中に切った玉ねぎやきゅうりがたまっていく。玉ねぎを切るときに出る目を痛くする成分の硫化アリルがペットボトルの中に入るので目が痛くならない。きゅうりは包丁にはりつくので、中にもう1枚押え板をつけ、切るとどんどん上に上がりペットボトルの中に落ちる
(4) ふたをとって野菜を取り出す。
(5) 軽くて簡単に包丁につけたりはずしたりでき、野菜を切るときにじゃまにならない。使ったあとは中も外もきれいに洗いやすく衛生的。

【審査委員評】

身の回りにある不便を見事に解決したすばらしい発明です。カットした野菜がペットボトルの容器に入ることで、目のしみや、カット野菜の転がりを防ぐという方法は、良く考えられています。さらにくふうされているところは、カット幅を調整するしくみやキュウリ用押さえ板のはたらきで、切ったキュウリが容器にくっついてまわるしくみです。問題を解決するだけでなく、さらにべんりにしていくという発想はすばらしいと思います。野菜は、形や種類もたくさんあり、いっぱい発明するチャンスがありますね。さらにすばらしいものを待っています。