【このアイデアを思いついたヒント】
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西日本豪雨の給水のときに両手にバケツをぶらさげて運んでいるところを見て楽に運ぶことができ、熱中症対策になるようなものがあればと思ったから。避難所の就寝時などに枕がわりのようなものになればいいなと思ったから。
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【上の図の説明】
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最終アイデアは浮輪を使い水が溜まるような形にした。多くの量の水が前後で溜まるので温度が体に伝わりやすい。簡単に広げて入ることができ準備がとても楽。前後で水の量がほとんど同じなので肩にかかる負荷は小さい。写真は6入れているがもっと多くの量を入れることができる。
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【審査委員評】
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今年は日本の各地で災害が多く、断水で困っている人がたくさんいましたね。また、猛暑で暑い日が多く、断水と猛暑が重なると熱中症の危険もありました。そういう世の中の困りごとにきちんと目を向けて、それらを解決しようとしたこの発明は素晴らしいと思います。また、いくつかのアイディアを実際に試して検討して最終アイディアにしただけあって、この「非常用給水ジャケット」はシンプルな形ですが、力のない人でも一度にたくさんの水を運べる良いものになりました。素晴らしくて、自分の家にすぐ用意したくなります。次は、水の出し入れし易さを工夫してもらえることを期待しています。 |