市村アイデア賞

朝日小学生新聞賞

安針ピン

受賞者 松田 佐空
学校・クラブ 愛知県 刈谷市立住吉小学校 3年

図

【このアイデアを思いついたヒント】

学校内を歩いていると、たまに画びょうが落ちているのを見かけます。その時、画びょうはだいたい上を向いていて、あぶないなと思っていました。 そこで、針が外側に出ていない画びょうを作ろうと考えました。
また、針を回転させて画びょうが平らになるアイデアを思いついた時、それがじ石としても使えたらもっと便利だと思い、どちらでも使えるものを作りました。

【上の図の説明】

ドーナツがたの中心にじくがあり、360°回転できる画びょうがかくれています(①)。
画びょうとして使いたい場合は、持ち手をおすと針が出てきます(②)。だけど、手をはなすと中側についているじ石Aと鉄のくっつこうとする力で、平らの(画びょうがかくれる)形にもどります。
ドーナツがたと持ち手の両面には、じ石Bをはりつけているので、平らの形だとじ石としても使えます(③)。画びょうはケースに入っている時、針の向きがバラバラであぶないけど、これは両面についているじ石で、おたがいがくっつくのでバラバラになりません。
また、ドーナツがたをだ円にすることで、落ちたときでも転がりにくいです。

【審査委員評】

昨年にひきつづき、連続上位入賞ですごいですね。おめでとうございます。学校でよく落ちていてあぶない画びょうに目をつけてくれました。このあぶない針の部分をくるっと回して、じ石の力で平らな部分におさまるようにするなんて、ありそうでなかったシンプルで美しいアイディアです。落ちているときだけでなく、ケースに出し入れするときも安心ですね。あぶなくないうえに、そのままじ石としてもつかえるし、転がりにくいし、ケースにもきれいにうまくおさまるし、よいところだらけです。やわらか頭をつかった困りごと探しと工夫で、これからも新しいアイディアをだしつづけてくれることを楽しみにしています。