第41回 市村産業賞 貢献賞 -05
冷え抑制・抗疲労の医学的効果を有するエアコン新気流の実用化
技術開発者 |
シャープ株式会社 健康・環境システム事業本部 環境システム事業部 第1技術部 |
技術開発者 | 同 社 同本部 同事業部 同 部 主事 白市 幸茂 |
技術開発者 | 同 社 同本部 同事業部 同 部 係長 竹田 康堅 |
推 薦 | 社団法人 日本電機工業会 |
開発業績の概要 |
地球環境の保全のためには、家庭で用いられる電力全体の約25%を占めるエアコンの省エネ化が必要である。しかし、エアコンの快適性と省エネ性の間には二律背反の関係があり、例えば人に直接冷気や暖気を当てるといった気流制御を行えば、使用エネルギーは抑制されるが、健康負荷が大きくなるといったデメリットが生ずる。この二律背反の解消、即ち省エネ性を大幅に高めつつ、快適性を確保し健康負荷を軽減する、健康と環境の両方に配慮したエアコンが切望されていた。 |
図1 つつみ込む気流の概略 図2 ノズルの概略 図3 レーザードップラー血流計による足先血流量 図4 VAS による疲労感の評価 |