第44回 市村学術賞 貢献賞 -04
花粉の自家蛍光特性を活用した実用的な花粉種自動識別計測装置の開発
技術研究者 | 筑波大学 生命環境系 |
技術研究者 | 興和株式会社 電機光学事業部 研究開発本部 |
技術研究者 | 同社 同事業部 同本部 |
推 薦 | 筑波大学 |
研究業績の概要 |
アレルゲン花粉に由来する花粉症は国内外で深刻な社会問題となっている。現状では、花粉症の根本的治療法は無く、抗アレルギー剤による症状の緩和が一般的である。最も有効な対策は花粉との接触を避けることであり、花粉の種類を識別し、Real-timeで正しい花粉飛散情報を得る事が重要である。しかしながら、従来の花粉計測法は客観性、迅速性、感度、選択性の点で一長一短があり、これまで正しく、有効な花粉情報が得られてきたとは言い難い。この現状を踏まえ受賞者らは、従来法の問題点を排除した新規な花粉種自動識別計測装置(大気中の花粉種を識別し、飛散数を選択的かつ精度良くReal-time計測できる)を考案した。
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