第56回 市村地球環境学術賞 功績賞 -01
フレキシブル有機環境発電デバイスの開発と実用展開
技術研究者 | 九州大学 高等研究院 教授 安田 琢麿 |
技術研究者 | 株式会社 リコー Energy Harvesting事業センター 新居 遼太 |
推 薦 | 九州大学 |
研究業績の概要 |
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センサーやウェアラブルデバイスに代表される様々な「モノ」が常時ネットワークに接続され、あらゆる情報をビッグデータとして社会・経済活動に利活用するIoT社会が到来している。次世代IoT社会の構築における重要かつ喫緊の課題は電源である。超低消費電力デバイスの発展も相まって、配線不要、メンテナンス不要、かつ必然的に小型・軽量で、我々の生活空間のあらゆる場所に柔軟に適応できる分散自立型電源が希求されている。なかでも、生活環境にあまねく存在する「身近な光」をエネルギー源として捕集し利用する光環境発電は、次世代IoT社会を下支えする基盤技術として近年注目されている。 |