汎用型コンプレッサから石油精製プラントまで幅広く利用されているブルドン管圧力計(図1)において、振動環境での指針(表示針)のブレが大きく視認性に課題があった。また振動による歯車等の磨耗で短期間での保守・交換費用も必要であった。
本開発はこれらの課題を解決する、マグネットを利用した非接触方式の耐振型圧力計に関する開発である。従来、圧力計内部にはブルドン管による圧力検出を指針へ伝達する内部機構(歯車)があるが、その代わりにピニオン軸(1)とセクタ(2)に互いに作用する磁石を配置し、対向する周面にそれぞれ磁極をN極とS極を交互に等ピッチで着磁することにより、機械的歯車と同じ動作を磁石の持つ吸引力/反発力により非接触で可能とした(図2)。このような独創的な技術により、1)表示針がブレない、2)部品磨耗の心配がない、3)保守費の削減などの優位性を持つ圧力計が実現可能となる。特に急激な圧力変化にも対応可能な追従機構も設けた実用性の高い耐振型圧力計を実現する。
この開発により、特に振動での表示針ブレ、歯車破損による製品不良が顕著であった発電所および石油精製プラント工場において、これらの課題を解決した安定した圧力管理機器として寄与することが期待できる。さらに汎用型コンプレッサなどの身近な機器においても幅広く適用できる。
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