ハニカム材セルの空間にフェノールフォームを充填する事によりハイブリット化させた複合材技術である。呼吸作用
(調湿) については吸放湿性を持つ多孔フォームを使用することにより、多孔となっているフォームの微孔が毛管現象を活発化させ吸放湿に優れた効果を示した。又吸音性についても従来の多孔質構造による吸音理論に対し新しい概念として紹介されているスズ理論をハニカム構造を充填材の外核とし使用する事で実現した。本結果は防音の既成理論であり経験則により実施されている現在の質量則に基づく防音材及び工法に対し湿度に対しても呼吸作用を持った新しい理論による吸音技術の提案である。従来のグラスウールに代表される多孔質材は吸水及び吸湿するが放湿がしにくく吸音材、断熱材として、経年で問題点が提起されてきた。開発した新材料はバランスが取れた複合材であり1枚のパネル盤に11の優れた機能がある。
1.吸音性 (音全域で50dBの減音効果)
2.呼吸作用 (JISで調湿証明)
3.不燃性 (建築基準法大臣認定取得)
4.断熱 (充填寸41%の省エネ)
5.高強度 (ハニカムが芯材)
6.安全性 (建築基準法合格)
7.軽量 (8kg/m3) 標準寸法 1×2m
8.薄さ (芯層30mm)
9.扱い (市販電動具で加工可能)
10.−60〜100℃まで安定
11.価格対策 機能の複合活用、 工程・構造の設計改善
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