マシニングセンターにおけるターニング加工（旋削及び研磨）を目的とした、割出し付きターニングテーブルを開発。
　 従来、加工部品形状によっては旋盤による旋削加工とフライスによる切削加工の工程が必要となり、別機械、別段取りにて行わなければならなかった。市販されている割り出し用INDEXテーブルでは回転数が遅く旋削加工が出来ないため新たな装置の開発が必要になった。今回開発した割出付きターニングテーブルは２個のウオームギャを２個のサーボモーターで制御して駆動することによりウオームギャのバックラッシュを除去し、割出し精度を向上させるという新しい技術（特許出願済み）を導入したことを特長として、テーブル外形φ1000mm、テーブル高さ330mm、回転速度0〜300rpm、割出し角度0〜360度（最小割出角度0.01度）の試作機を作成した。
　本ターニングテーブルをマシニングセンターにセットすることにより、旋削加工工程とフライス加工（フルバック、エンドミル、ボーリング加工等）が一段取りにて行うことが出来、また旋盤では難しい平面度の高精度な面加工が可能となる。