助成テーマ完了認定企業紹介 005
第77回 平成18年度第1次助成テーマ
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開発技術の概要 |
弊社では、廃プラスチック、廃タイヤ等のリサイクルのために回転式乾留装置を開発した。この装置から得られる回収油は、沸点の異なる油から成り、また種々の不純物(微細炭素やタール分)を含んでいるため、再利用が困難であった。本技術は、(1)回収油に含まれる不純物の除去、(2)高沸点留分(引火点21℃以上)の油は改質油として回収、(3)低沸点留分(引火点21℃未満)は余剰ガスとして燃焼用補助燃料とするものである。 本技術の成果を自社製品の回転式乾留装置に導入(名称:600WR、写真1)することで、改質油をバージン燃料の増量剤として再利用、余剰ガス使用による燃焼補助など、装置内でのリサイクルシステムが確立できる。その結果、ランニングコストの削減、環境負荷低減、安全且つ簡単操作が可能となる。 |
これからの計画 |
回収油の改質後に出る含油廃水処理の技術を確立した後、市場に投入する。また、ワールドマシーンとして世界でも通用する装置に進化させる。 |
企業からのお願い |
処理物によっては、ガス道にWAX(ろう)を生成する物があるため、予めご相談下さい。 |
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