助成テーマ完了認定企業紹介 007
第79回 平成19年度第1次助成テーマ
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開発技術の概要 |
生産現場の基準として使用されているマルチファンクション・キャリブレータの交流電圧発生部校正の自動化と不確かさ評価自動化システム及びDMM(ディジタルマルチメータ)の交流電圧測定部の校正の自動化と不確かさ評価の自動化システムを開発しました。 既開発済の直流電圧、抵抗部分の校正の自動化システムに加え、今回の交流電圧校正システムの開発で基本機能は全て校正が可能となりました。多くの企業が米国等へ校正を依頼し、何ヶ月も待っている状況がこれで解決できます。
開発した製品は、測定の自動化、不確かさ評価の自動化ができ、測定可能レンジは電圧0V〜1000Vの範囲(交流電圧の周波数10Hz〜1MHz)、精度は100ppm以下あるいはメーカースペックよりも1桁以上良い校正が可能となります。 |
これからの計画 |
長さや温度、電気分野といった基本量の基準器の「校正」と「不確かさ評価」を、画面上へのデータ入力だけで可能にするPCソフトウエアの開発を行い、「トレーサビリティの取れた校正」や「不確かさ評価」の普及に努めていきます。 |
企業からのお願い |
当社は計測の不確かさ評価に関して幅広い活動をしています。ISO-GUM(計測の不確かさ評価のISOガイド)に基いた計測の不確かさ評価でお困りの場合は気軽に声をかけて下さい。 |
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