従来、電動による直進駆動装置は電動モータの回転運動をボールねじ等を介して直進駆動する場合、及び、リニアモータ駆動による場合があり、各装置の安全用電動ブレーキとしてはブレーキON、又はブレーキOFFのどちらかで高い電力による連続通電が必要であったが、わずか3Wの瞬時通電によりブレーキのON、OFFを実現できる自己保持タイプの省エネルギー電動ブレーキを開発しました。タイプとしては、リニアガイドブレーキタイプと丸ロッドブレーキタイプを開発しました。

　作動原理は図1、図2に示すようにてこの原理を応用し、てこの支点に転がり軸受を採用することにより、わずかな力で支点を移動させてバネ力を増力し、強力な自己保持タイプの省エネルギー電動ブレーキが達成でき、更に、制御回路に蓄電用のキャパシタを採用することにより、停電時には自動的にブレーキONに切換るため、装置の安全も達成できます。

　ブレーキのタイプとしては、市場のニーズに合わせてリニアガイドブレーキタイプと丸ロッドブレーキタイプの2タイプを開発しました。