助成テーマ完了認定企業紹介 021
第85回 平成22年度第1次助成テーマ
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開発技術の概要 |
弊社の風力発電機は、発電機を中央に搭載し、上下二段(中型は4段)に配置されたブレードは双方向に回り揚力と抗力の両方を活用した世界に類を見ない、高回転力発生・翼型ブレードと、高回転を活かした揚力と高トルクを活かした抗力を同時に使い、上下二段のブレード(翼)が、双方向に回転する世界的にも珍しい風力発電装置を開発。 双方向に翼型のブレードを回すことにより、一方は永久磁石、もう一方は電磁コイルに発電機内でつなげることにより、磁石とコイルの相対速度を2倍に上げることができる。回転数が2倍になると、発電量は2乗の電力を生みだすと比例することにより、増速機なし(つまり接触部分なし)で出力を4倍にあげることができる。ウィンドタービンは極端に低回転でも従来の風力発電機と同じ出力をだすことが可能である。また、回転トルクを打ち消し合うことにより、ねじれトルクから守って安定させることになり省スペースで効率のよい発電係数が実現でた。 特に大きなトルクの有る抗力を利用して、向い風時にも揚力を生み出し、ブレード4枚で風を受けとめることにより、ブレードの後方より押す力を発生させ、どの回転形状時にも平均した強いトルクを生みだしている。 強い風を受けとめることができるように、三角構造3本柱の丈夫なフレームで突然の突風や、台風、落雷に耐えられる構造とし、バードストライク(回転する羽根を可視化する為)や低周波振動、騒音といった従来の風力発電にまつわる問題にも対応する、都市部の建設物、あるいは自然環境の中の生態系でも、周囲と調和した形で設置が可能である。(現在 実証実験中) よって、下記の様な従来に無い風力発電機の特徴があり、新規性、独創性に優れている。また、デザイン性にも特徴が有りサイネージやランドマーク・モニュメントとしてや、電波塔や照明搭とアイデア次第で複合的な用途にも期待できる。 |
特長のまとめ | |
1. | シンプルかつ堅牢な剛構造の為、金属疲労部分が少ないので故障やメンテナンスが少ない。 |
2. | 筐体が堅牢な三角外構造で有る為、落雷や台風・突風などに強い。 |
3. | 片側のウィンドタービン単体では回転数の少ない抗力型の為、強風でも止めず発電出来る。 |
4. | ブレードの回転が遅く風速を上回らない為、風切り音が無いので騒音被害が少ない。 |
5. | 羽根も透過しない形状の為、鳥の巻き込み被害が少ない。 |
6. | 設置面積が少なくブレードも短く、建造も簡単。工事による自然破壊は最小限に抑えられる。 |
7. | 筐体が外構造の為、色々なアイテムを搭載し風力発電以外にも複合的な効果が期待できる。 |
これからの計画 |
現在の小型風力発電分野の普及は難しいが、独自の特徴有る特性で、信頼度の高い官公庁や大手企業から販路を開き、信用を得て他社に付け入る隙間を与えない市場を開拓したい。 本事業は、国際特許を利用し周辺環境に配慮できるという特徴を活かして、新しい市場や立地条件を、国内及び海外で日本独自の再生エネルギー技術をアピールすることで世界シェアの拡大、中小型風力発電機のグローバルスタンダードを狙う。 |
企業からのお願い |
この技術はコスト面や技術面で、まだまだ開発発展途中の技術です。これから世界の次世代エネルギーを担う、持続可能な再生エネルギーの開発や環境への取組に意欲や志ある企業とのコラボレーションで安心安全の揺るぎない日本の技術として世界に貢献出来ればと思っております。 賢明な皆様方のご支援やご指導をお願い出来れば幸いです。 今後とも、よろしくお願い致します。 |
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