目視検査は、様々な高品質部材の製造現場で実施されていますが、1)工数がかかる、2)検査員の検査技能向上に時間がかかる、3)人間の官能検査のため良否の判断基準が曖昧、4)品質向上のためのデータ蓄積が不可能等の理由から、その自動化は、我国の製造業における生産性向上の最重要課題になっています。
例えば、様々な樹脂パイプメーカや鋼管メーカの製造現場でも、パイプの内面検査は、依然として目視検査で行われています。これは通常のカメラでは合焦点領域が短いため、長い領域にわたって、自動化に必須の鮮明なパイプ内面の画像取得が難しいためです。
(株)アセット・ウィッツは、 (公財)新技術開発財団から助成を受け、北陸先端科学技術大学院大学他と共同で、コスト性能比に優れた独自技術「汎用高速可動焦点法」により、世界で初めてこの課題を解決した、様々なパイプに対応可能な高性能内面傷自動検査技術の開発に成功しました。また試作したパイプ内面自動検査装置デモ機を使い、マーケティング活動を開始しました。
この自動化技術は、その独自光学画像取得技術や独自画像処理技術を核に、他の様々な目視検査等の自動化技術への展開が可能であり、今後、様々な我国の製造業の生産性向上に、大きく貢献するものと期待されます。
<新規性> |
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可動焦点型ズームレンズ付カメラで、複数枚のパイプ内面画像を取得し、それらの合焦点領域を切り出して、並列で高速画像処理し良否判別するパイプ内面傷自動検査技術。 |
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従来のパイプ内面にファイバーカメラを挿入する方法に比べ、格段に高速、低コスト。 |
<特長> |
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構造が簡単で、高速、低コスト。(特開2016-090293)
⇒ 特に細長いパイプの内面傷検査に有効。 |
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分散/並列画像処理技術により検査速度を高速化(特願2017-002558)
⇒ 10秒/本の高速化を可能に。 |
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新しい管端画像制御技術により自動検査装置を汎用化(特願2017-110374)
⇒ 機種切り替えを容易にし、様々なパイプの内面傷自動検査装置に対応可能。
⇒ 遮光機構を不要に。小占有面積化でき、装置の設置や移動が容易に。 |
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