近年ますます盛んとなっています、製造現場の自動化のカギとして産業用ロボットの活用が広く行われていますが、この産業用ロボットは使用にあたり専門技術者であるティーチングマンによる長時間のティーチング作業を必要とします。(この作業はロボット毎に作業内容が変更されるたびに必要になります。)2035年までに4.3兆円のロボット需要が見込まれる中、今後少子高齢化社会への移行でティーチングマンの大幅な不足が予測されており、ティーチング作業負担の軽減が広く求められてます。
本技術開発はこのなかでも特にロボットによる自動化が困難と言われてきた、樹脂成形分野におけるバリ取り面取り等2次加工分野において、ティーチング自動化に資する事により、上記の社会的課題と要求に応えるものです。
この度、開発した独自アルゴリズムは、最先端の非接触センシング技術により獲得した形状データから、独自の数学的アルゴリズムを応用する事により、従来人間が毎回長時間行ってきた加工ポイントの検知と加工パスの生成を短時間で自動生成できる技術です。
非接触レーザーセンシングである事から広い範囲の対象ワークの部材特性、種類に対応可能であり、本技術と弊社が保有している加工データ、ノウハウを組み合わせる事により、作業者の経験、熟練度合いに左右されない加工パス生成が可能になります。
また弊社独自技術の自己倣い加工技術、高剛性加工技術と組み合わせる事により、炭素繊維強化プラスチック等の難削材の高精度加工も可能です。
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