助成テーマ完了認定企業紹介 067
第110回 令和4年度 第2次
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開発技術の概要 |
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本技術開発においては、小型顕微鏡への取付けが容易であり、作業者が培養容器のふたを開くことなく細胞の選別作業が可能となる「顕微鏡取り付け型ナノ秒パルスレーザ細胞死滅技術/レーザ細胞加工システム」に関する技術開発を行う。 再生医療研究に従事する研究者、および、細胞免疫治療研究に従事する研究者などは、複数段階の細胞の変異・分化を行い、目的とする機能を有する細胞を作製する検討を行っている。研究段階においては、各段階での細胞の変異・分化工程における歩留まりは悪く、研究者は歩留まりを上げるために細胞が汚染される危険性(コンタミのリスク)があるにもかかわらず、次工程の検討を行うために、ときには培養容器のふたを開け不要な細胞を顕微鏡で観察しながらピペットで吸い取ったりしなければならない。 本技術開発では、細胞の培養現場で一般的に用いられている顕微鏡に接続することが可能な汎用性の高いレーザ細胞加工システムを実現する。 |
これからの計画 |
本開発においては、1064nmの波長のナノ秒レーザを試料に照射するシステムの開発を行ったが、波長変換結晶を搭載し1064nmの2倍高調波の532nmの波長のレーザ光を試料に照射するシステムを開発する予定である。 |
企業からのお願い |
この度は弊社に開発の機会を与えていただきましたこと、感謝いたします。 |
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