新技術開発助成

助成テーマ完了認定企業紹介 082

第112回 令和5年度 第2次

完了認定 2025年6月
代表取締役・渡邊 泰
代表取締役
渡邊 泰
企業名 ART&TECH株式会社
会社概要 資本金 :40,000.000万円
従業員 :5名
事業内容
PP繊維強化樹脂の用途別開発・製造販売;ECOLUX
各種表層加飾材の開発・製造販売;SOLIDUX
機能性部材内蔵 製品開発・先発量産 及び 製造技術供与
機能性CMFデザインの企画・試作検証・先発量産
助成テーマ名 面状ヒーターを内蔵した樹脂パネル材の開発

開発技術の概要

弊社はP/e不織布を接合媒体としたポリプロピレン(PP)繊維強化樹脂の開発を進めて来ました。今回の開発成果を日本の製造業 更なる発展に寄与したく考えております。

●開発成果
 1. PP繊維強化樹脂の発明PP樹脂製品の活用範囲の拡大を実現
・P/e不織布にATD-HMを含浸したプリプレグの発明;積層シート化可能
・ATD-HM(融点148℃); 低高温 二段階接合成形の実現
低温(80〜100℃)高温(150℃〜)
・耐熱寸法安定性に優れ 機能性部材の内蔵が可能(継続開発
・3D熱プレス成形+表層加飾;表層材として射出成形可能

 2. ATD-HMの効能低高温 二段階接合成形
・大型部材の製造+工程の短絡化による合理化実現
・低温接合を活用することにとり真空成形機での表層加飾成形の実現
・PPフィルムを表層とした大型部材(バンパー)の射出成型が可能(継続開発

 3. 樹脂部材 筐体内に機能性部材の内蔵を実現
・電子モジュール・半導体等 内蔵可能(継続開発
・Antenna・Wire harnessの内蔵可能(継続開発
・電磁波吸収体の内蔵可能(継続開発
・面状ヒーターの内蔵

 4. 異種金属同士の接合 及び 樹脂部材+金属の接合成形継続開発

上記成果は既存の樹脂加工技術では解決できなかった課題を乗り越え工程短絡化歩留向上による合理化省エネ化を実現する。弊社は継続開発により本技術を量産化技術としての確立を目指している。弊社は共に進む協力者を求めており応用範囲が広く完成度の高い技術として活用していただく事を望んでおります。

写真

これからの計画

今回開発での基礎開発技術を量産可能技術として完成度を高めることを最大の課題としており継続開発を続ける所存です。
特に用途に適合したP/e不織布の選定範囲を拡大…これにより内蔵する機能製部材に適合したATDプリプレグを完成するとともに販売体制の構築を目指しております。電子モジュール・半導体等電子部材を樹脂筐体への内臓技術の確立は今後の樹脂工業製品の可能性を高め 製造工程の短絡化 省エネに多大な効果を発揮すると確信しております。

企業からのお願い

ART&TECH株式会社はPP繊維強化樹脂の開発メーカーです。製品化に適合したATDプリプレグの製造から表層加飾に至る 開発+先発量産体制を持っています。
現在 ATDプリプレグを活用して製品化を実現する企業を求めております。ATDプリプレグは耐熱寸法安定性 異素材間の接合力が強く 多方面の樹脂製品に活用可能です。 機能製部材の内蔵等 製品開発を通して更なる発展が期待できます。
製品開発を実行する企業を求めております。忌憚なくご相談いただければ幸いです。



問い合わせ先 E-Mail:at.yawata@at-tech.co.jp
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