復興支援新技術開発-01
FSFレーザによる高精度な1軸距離計測装置の試作開発
技 術 開 発 契 約 者 |
株式会社 3Dイノベーション 代表取締役 新川 秀一 |
所 在 地 |
宮城県仙台市 |
技 術 所 有 者 |
伊藤 弘昌、株式会社 光電製作所 |
技 術 開 発 者 |
株式会社 3Dイノベーション 取締役副社長 原 武文 |
【技術開発内容】 |
今日「ものづくり」産業の現場において、接触型三次元計測器、比較的安価な3Dカメラ方式による非接触型三次元計測器など、原理の異なる多様な三次元計測装置が導入されている。現在主流の計測装置は「1m以下の近接した距離で数μmの精度」あるいは「数10m離れた距離で数mm以下」という性能面に隔たりが見られる。計測対象の大型化、検査要求の高精度化に伴い、空白領域である「中距離(数m.10m程度)での高精度計測」の需要が高まる。 本技術は、FSFレーザ(周波数帰還形レーザ)と呼ばれる共振器内の周波数が時間とともに変化する特殊なレーザを対象物に照射し、その散乱光と照射レーザのビート信号を検出することにより高精度な遠隔距離計測を可能とする技術である。この技術により、数m〜10mにかけての距離で、これまで実現できなかった100μm以下の測距精度を実現する。 この、これまで達成されていなかった中距離からの高精度計測技術の達成により、自動車のエンジンなど加工現場や、土木建築の分野において、より高精度化が達成され、「ものづくり」の現場での最終製品の品質の向上がもたらされる。 |