キッズ・フロンティア・ワークショップ

「かがく・夢・あそび」紹介

「かがく・夢・あそび」は年3回(3つのコースを)実施しています。参加対象は半日コースは市村アイデア賞表彰者で春・冬1日コースは小学4〜6年生と中学生です。春は関東地区で冬はその年の開催予定地で公募しています。
平成27年度は以下のように実施しました。
コース 開催時期 対象者
平成27年度 かがく・夢・あそび:半日コース 平成27年11月 市村アイデア賞表彰者対象
平成27年度 かがく・夢・あそび:冬休み1日コース 平成27年12月 長崎県小・中学生対象
平成27年度 かがく・夢・あそび:春休み1日コース 平成28年3月 関東近県小・中学生対象
 

かがく・夢・あそび:半日コース

 2015年11月20日(金)東京北の丸の科学技術館において第46回「市村アイデア賞」の表彰式の後で開催された。参加者は市村アイデア賞受賞者・引率の教員・保護者など約150名が参加した。
 今年は月層秀弥先生による「音の不思議を見てみよう」というタイトルのサイエンスショーが行なわれた。
 7件の実験演示では具体的事実により現象を明快に示されることにより、参加者が興味をもち記憶に留まることになった。また、全員参加による実験・体験もあり、その中で使用した実験器具はすべて参加者に提供された。
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ストロー笛を使って音を出し、振動が音に変わることを全員で体験

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ケントの実験器で見る音の波

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アルミ棒を落としての曲演奏

かがく・夢・あそび:冬休み1日コース

 今年の冬休み1日コースは長崎県長崎市で開催された。今回もご後援をいただいている(株)リコー様及びリコージャパン(株)長崎支社様の絶大な協力のもとに開催することが出来た。会場は「長崎大学 文教キャンパス」である。
 12日の土曜日は小学生コースで13日の日曜日は中学生コースで、長崎市教育委員会様の全面的なご協力により、多くの長崎市近郊の生徒および保護者が参加された。
 小学生:32名(12月12日)  保護者:20名
 中学生:28名(12月13日)  保護者: 4名

 両日とも午前中は講師の大山先生と坂本先生からコピー機の原理について実験を交えた講義が行われた。実験は
(1) 物の見え方の違いを水の入ったボールに透明ガラスのビー玉と水を多く含んだ透明な樹脂の玉を入れ観察する
(2) 蛍光灯の光をレンズで受け止めて机に映す
(3) ボール紙とレンズ・ミラー・紙製スクリーンで簡易カメラを製作
(4) 塩ビパイプをティッシュ擦り、静電気により袋に入った多数の発砲スチロールの動きを観察する
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 コピー機を構成する重要な要素を実験を通して理解する講義である。
 このあと、コピーが作られる過程を実際に自分で体験するプログラムになる。
(1) OHPに自分で好きな絵や文字を描く
(2) 暗室の中で帯電・露光・現像のプロセスを参加者自身で行い
(3) 暗室の外で転写・定着・クリーニングすることで
OHPに描いた図案が用紙にコピーされることを確認することができる。
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 このコピーを使ってリコージャパン(株)様の御協力で設置されたカラーコピー機で剥離紙上に16分割に縮小されたオリジナルのシールを作ることができた。
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 午後からは『コピー機大解剖』の分解実習になる。最初は先生の指示に基づいて順番に分解を行う。途中から先生の許可が出て自由に分解を行うことが出来る。但し分解しながら出てきた部品の一部を使って、その部品の機能を確認できる実験を行うように先生から次のような指示がいくつも出される。
分解実験1 読みとり部分のモーターを動かして,原稿を見る仕組みを理解しよう!
分解実験2 スイッチを見つけてブザーを鳴らしてみよう!!
分解実験3 光センサーのはたらきを調べてみよう!
分解実験4 ……
 この実験を各グループごとに行いながら分解は進んでいくが、分解機は8台用意されており、1グループ4名で分解を行う。各機械にはスタッフが専属で付いており、参加者はスタッフに質問しながら分解を進めていく。参加者は分解部品を持ち帰ることも可能だが、持ち帰らない部品は会場内で別のスタッフが素材単位まで分解し分別して段ボールに集め、リサイクルするために回収することになっている。


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 また、スタッフからコピー機の中にある部品を使って工作することで、楽しい作品ができることの説明があり、参加者が部品の機能をより理解しやすい内容となっている。
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かがく・夢・あそび:春休み1日コース

 春休み一日コースは東京の科学技術館で3月12日小学生コースと13日中学生コースが開催された。冬コースとは異なりカラーコピーの仕組みや色についての講義と実験になる。参加者は、
 小学生:30名(3月12日)  保護者:15名
 中学生:27名(3月13日)  保護者: 7名
であった。
 午前中は、光を観察する以下の様々な実験を交えた講義が行われた。
(1) レンズを使って机に写った蛍光灯の像を観察
(2) 塩ビパイプをティッシュ擦り、静電気により袋に入った多数の発砲スチロールの動きを観察
(3) 透明シートにセロテープを重ね、偏光板で挟み蛍光灯を見ることで色々な光が出ることを観察
(4) 色々な色に単色光を当てることで色が消えることを観察
(5) 透明なビニール袋に入れた少し濁りのある水にライトを照らすことで場所により色が変わることを観察
(6) 赤、緑、青のLEDを使って同時に発光させることで白色になることを観察
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最後の色重ね実験はシートに印をつけ、カラーコピー機でイエロー単色コピーをしたあと、印の場所を変え、マゼンタ、シアンと順に色重ねすることで黒色になること体験することで、カラーコピーの仕組みを理解するプログラムである。
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 午後はカラーコピー機を分解する。読み取りユニットや書き込みユニットを大山先生が用意した装置を使って、各ユニットを動作させながら先生の説明で動きや機能を学んでいく。午前中の講義で学んだことが実際に目の前で展開され、より理解は深まることになる。
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  最後に参加者への記念品の授与でワークショップは終了となった。