復興支援特定研究助成

2015(平成27年度)助成テーマの研究成果

平成23年3月11日の大震災でのM9級地震、大津波、原発事故による自然環境、地域社会、国内産業への影響は未だに大きく、復興は緒についたばかりです。なかでも、原発事故の放射性物質による土壌・海洋汚染、農作物等への影響は大きく、それらの回復、解決は、復興への緊急かつ重要課題といえます。
このような状況に鑑み、当財団はこれらの課題解決のための研究に対して2011年度から特定研究助成を行っております。
平成27年度は、「復興支援特定研究助成2015」として以下の6件に対して助成を行いました。題名をクリックすると研究テーマの研究成果がご覧になれます。
1
題名 高塩化ナトリウム条件下でのキノアのセシウム吸収能の促進について
代表研究者 日本大学 生物資源科学部
准教授 磯部 勝孝
神奈川県藤沢市
2
題名 尿を用いた牛の血中セシウム濃度の高精度推定法の確立
代表研究者 岩手大学 農学部
教授  佐藤 至
岩手県盛岡市
3
題名 緩効性窒素肥料の深層施肥によるダイズの放射性セシウム吸収抑制技術の開発
代表研究者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター
研究員 本島 彩香
福島県福島市
4
題名 最終処分場内に用いられる土壌層の放射性Cs保持能向上に関する研究
代表研究者 岩手大学 理工学部
助教  石川 奈緒
岩手県盛岡市
5
題名 市民・専門家双方のための放射線リスクコミュニケーションデータベース構築
代表研究者 日本大学 理工学部
准教授 松野 裕
千葉県船橋市
6
題名 キノコ原木中の放射性セシウム濃度低減を実現する新技術の開発
代表研究者 東京大学 大学院農学生命科学研究科
助教  小林 奈通子
東京都文京区
合計   6件  助成金:14,458千円